――どんな就活をしましたか?
関西の大学に進学。Uターン希望、地元でずっと働いていきたいと思っていました。
営業職としてやっていこうと、地元本社のメーカーを対象に活動を行いました。
――根上工業のことは知っていましたか?
いえ、まったく。社名を聞いたこともなかったです(笑)
この会社のことを知ったのは、関西で開かれた就職フォーラムでした。
法学部でしたから、化学企業ということは若干不安ではありましたが、どの業界に入ろうがゼロからのスタートだと思っていたので、ためらいはありませんでした。
――決め手となったのは?
あえて言うなら、営業活動拠点が石川県と東京の2つだけだったこと。
もっと知名度の高い石川本社のメーカーも考えていたのですが、全国各地に事業拠点があるので、なかなか地元に帰ってくることができないのではないか、と。根上工業の場合、東京営業所に配属されても必ず地元に戻って来られるという文化があるのが大きかったです。
――入社後の動きは?
入社してから半年は、本社工場での研修。どんな製品をどんな工程でつくっているのかを学びました。
その後、研究部に配属され、製品開発の手伝いをしながら、先輩社員から約半年にわたって化学のことをいろいろと学びました。
こうして1年が経過。現在は営業部に配属され、駆け出しの営業マンとして活動を始めています。
――営業の仕事とは?
当社の製品は、そのほとんどがお客様ごとにカスタマイズされたもので、当社の強みはカスタマイズ力、開発力にあります。納得のいく製品をお客様とともに開発していくビジネススタイル。お客様と根上工業の間に立ち、品質、納期、価格を調整し、お客様に貢献していくのが営業の役目だと思っています。
――この会社を学生にPRするとすれば?
会社の規模は大きくない。知名度も低い。けれど働く環境は、大いに自慢できる会社です。
社員が優しい。化学を知らない素人の私にも気を配り、ていねいに教えてくれる。それはもう、ほとんどおせっかいに近いほど(笑) そんな社風の良さは、断然低い離職率にも現れている。文系でも気後れすることなく、のびのび働いていける職場です。